【体験談】2020年アンダルシアでのPareja de hecho(事実婚)の手続きを語ります!

今年2020年にスペインに移住されたナオミさんがスペイン アンダルシアでPareja de hecho(事実婚)をした手続きを教えてくれました!

自分が国籍を持つ国以外に住むとなると、その滞在先の居住許可、つまりビザの問題が必然的に出てきます。

3年前にスペインに住んでいた際には学生ビザで滞在していましたが、2020年1月にスペインに来た際にはPareja de hechoという手続きを踏んで、居住ビザを取得しました。

Pareja de hechoの手続きはスペインの州ごとに可能条件も必要書類も申請の順番も全部異なるし、時と場合によって変わることも多いので、正しい最新の情報は各州政府のサイトをご確認ください。

Pareja de Hecho とは何か

“Pareja de hecho”というスペイン語を直訳すると「事実パートナー」のようになりますが、日本語に馴染みのある単語に訳すと「事実婚」に近いと思います。

私はパートナーの地元のアンダルシアで手続きをしたので、アンダルシア政府のホームページに記載の説明を訳すとこんな感じです。

Pareja de Hechoとは、婚姻と同様な安定した生活を送りたいと願う2人の関係であり、その関係は公式に記録されます。

アンダルシア政府HP

つまり、婚姻関係ではないけれど、役所等で手続きを踏んで認めてもらった同居する公式なパートナーですよ、ということでしょうか。つまり事実婚ですね。なのでこの記事では今後”Pareja de hecho”のことを「事実婚」って書いていきます。

ちなみに現状では日本にない制度なので、日本への申請は全く必要ありません。
なので日本では戸籍も変わらないし大使館等に行く必要もありません。

大まかな流れとしては、まず①事実婚申請(面接)→②居住許可申請→③TIE(在留カード)申請というステップを踏むことになります。

まずは事実婚申請

まず初めに、住民票のある州の州政府オフィスに事実婚申請に行くことから始まります。

スペインの役所手続きはとにかく予約!予約!予約!社会で、場所によっては質問に行くのにも予約がいる場合もあります。なので全ての手続きには予約が必須です。

私の場合はスペイン渡航前にパートナーに予約をとってもらいました。

2019年10月頃から必要書類を集め始め、2020年1月にスペインにやってきました。
2020年2月の最初の事実婚申請に持って行った書類は以下の通り。

日本から準備して行ったもの
・パスポートとそのコピー
・戸籍謄本とその翻訳*
・独身証明書 とその翻訳*
・銀行残高証明書とその翻訳 *
・犯罪経歴証明書**

スペインで用意したもの
・事実婚の申請フォーム
・スペインでの住民票
・パートナーの出生証明書
・パートナーの市民証明書(戸籍のようなもの)
・パートナーのDNIとそのコピー

*これらは書類本体にはアポスティーユ /公証人認証、翻訳文書には在日スペイン大使館の「翻訳証明」をつけた
**これは同じくアンダルシアで事実婚をした友達が必要だったと言ったので警察署でもらって持って行ったけれど、最終的に私は使わなかったので出身国やステータスによるのかも?ちなみに中はスペイン語を含む4か国語で書いてあるらしく翻訳の必要はないはず(開封厳禁なので見てない)

私はパートナーの地元Cádizのアンダルシア政府オフィスで申請。書類のチェックがOKで、サインしたら面接です。
(一応証人として友達を連れて行ったけど、いらないと言われた笑)

面接は1人ずつ部屋に入って同じ質問をし、2人の回答があっているかみる方式。
つまり関係を偽装していないかっていうのを確認するためのもの。
質問内容は省略しますが、一緒に住んでればわかるようなものでした。

ちなみに面接はスペイン語で、面接官は他の言語を話せそうな感じではなかったんだけど、スペイン語ができない場合はどうなるんだろう…?

その場で結果はわからず、その後1ヶ月位で家に郵送するから〜と言われたけどこなかったので、メールで催促したところ、2ヶ月後くらいに事実婚証明をPDFで添付して送ってくれました。

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Cádizの海
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とりあえずビール

次は居住許可申請

4月ごろには事実婚証明書をもらっていたけれども、ちょうどその頃スペインは外出禁止令…
ということでその次のステップ「居住許可申請」は7月の終わりに予約が取れました。

今度はCádizの外国人事務所に向かいます。
居住許可申請に持って行ったのはこちら

持って行った書類
・居住許可申請フォーム
・事実婚証明書
・私のスペインの銀行の残高証明書
・私の私立の保険の加入証明書
・私のパスポートとそのコピー
・パートナーの仕事の雇用契約書
・パートナーのDNIとそのコピー
・パートナーの銀行残高証明書

書類のチェックをされて、質問等もなく、手続き自体は10分くらいで終わり。
結果出たら送るよ〜と言われたのでいつ頃か聞いたら、さあ?2ヶ月くらいじゃない?って言われ不安だったけど、ちゃんと2ヶ月後くらいにメールで居住許可証のPDFが送られてきました。

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Ayuntamiento de Cádiz
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Catedral de Cádiz
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ご飯が安いの最高

最後にTIE申請

居住許可申請が終わったら次はTIEを発行してもらいます!

TIEはTarjeta de NIEのことで、外国人番号(NIE)の載った在留カードのようなものです。
居住許可出たー!となってもカードがないと本当の意味での「合法」な滞在にはなりません。泣

TIEの申請は警察が管轄です。なので10月に今度はアンダルシアのPuerto Real という街の警察署に予約をとりました。
ちなみにこの申請の場所は居住許可証に書いてある管轄の警察署でなくても良いと電話で言われたのですが、念には念をで居住許可証に書いてある場所にしました。

持って行った書類
・パスポートとコピー
・証明写真(Carné用サイズ、背景白)
・手数料振り込みのレシート
・パートナーのDNIコピー
・申請フォーム

申請フォームを違う番号の物を持って行ったり、パートナーのDNIコピー忘れたりしたけど、警察のお姉さんが¡No pasa nada!(大丈夫!)って優しくフォローしてくれて助かった…
フォームは書き直し、コピーはコピー屋さんに行って何とかなりました。

書類出したら指紋をとる!
手の油が少ないのか、指紋認証の機械がいつも反応しない人なのですが、
案の定ここでも何回もやり直ししてどうにか指紋取れました笑

手続きは10分くらいで、済んだら「この人はTIEを申請しました」という内容の紙がもらえるのですが、カードがもらえるまではこれが在留カードと同じ証明となります!

申請から一ヶ月経ったらまた再度同じ警察署に予約をとり、カードをもらいに行けば完了です!
受け取りに必要なのはパスポートのみです。

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Puerto real の海
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Tortilla de patatas
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クラフトビールが美味しかった

まとめ

2020年2月に申請を開始して9ヶ月後の11月には在留カードがもらえました。
今回の居住許可は5年間有効なので、またしばらく更新しなくても良いのは嬉しい…

コロナの影響でもっと伸びるかもなーと思っていたので、思ったよりも早く手続きが済んでよかったです。

繰り返しになりますが、申請する州、地域によって条件も必要書類も手続きも変わるので、あくまで私の場合はこうだったんだよーという話です。

この情報はあくまで参考程度にしていただき、正しい最新の情報は各州政府のwebサイトや、弁護士を頼りにしてくださいね!!

お読みいただきありがとうございました!
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